ホームカラーとサロンカラーの違い
2018/09/05
火曜日
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横浜市港南区 美容室/美容院 hair salon CASS (キャス)>ブログ>ホームカラーとサロンカラーの違い
2018/09/05
「家で染めるのってなんでよくないんですか?」
よくお客様に聞かれる質問の一つです。
そこで今日はホームカラーとサロンカラーの違いについてお話しさせて頂きます。
①アルカリの作用により髪は膨潤し、キューティクルが開きます。
②1剤の染料が2剤の酸化剤によって酸化重合して発色します。
③1剤のアルカリ剤により活性化した2剤の酸化剤がメラニンを発色します。
・色ムラになりにくい、くすみのある色調が中心。
・色数は5~20色。
・手軽に自分で塗布しやすい容器に入ってる。
・狙った色が出にくい。
・髪の状態に合わせた薬剤設定が出来ない。
・染料残し、洗い残しが起きやすい。
・色数が豊富で、くすみ系〜クリア系まで幅広く対応出来る。
・色数は20〜300以上
・プロがダメージに合わせた薬剤選定
・値段が高い
・自分のタイミングで出来ない。
・時間が掛かる。
3つずつそれぞれのメリット、デメリットを上げてみました。
一番の違いはダメージに合わせた薬剤選定、塗り分けをしている所です。
やはりホームカラーですと、一人一人に合わせた薬剤というよりは万人が染まる薬剤設定になってしまいます。
そうなってくると根元の元気な毛、毛先のダメージした毛に同じパワーの薬を塗らなければいけません。
美容室では塗り分け、根元と毛先の薬剤の強さを変えることでお客様に合わせた薬剤設定をしています。
あれ?
そうなると根元の元気な毛にはホームカラーでもいいんじゃないですか?
はい!そうなんです!
リタッチで使う分には僕はありだと思います!
ですが、結構根元だけに塗るのって大変で(°_°)黒い所からはみ出るとつなぎ目が明るくなったり…
白髪染めですとそのケースはほぼなくなりますが、ちょっと慣れるまでは大変かと思います。
後ろから塗っている僕らでさえ、そこには神経を使ってます笑
もう一つ違いを考えるとシャンプー。
美容室で染めた事があるお客様は分かると思うんですがいつも水でチャパチャパしながら頭皮をマッサージされてませんか??笑
これはちゃんと意味があって、"乳化"という施術を行っています。
実はシャンプーではなくこの乳化で約8割ぐらいはカラー剤を落としています。
乳化とは、
頭皮、地肌、毛穴に隠れた薬液を綺麗に落とすために行います。
カラー剤はすぐにシャンプーしても落ちにくいですが、溜めたお湯(カラー剤がお湯に落ちていくように)で軽くマッサージすると頭皮、地肌に残っているカラー剤がなじみ、カラー剤がが地肌から落ちていきます。
また全体の馴染みもよくなり自然な仕上がりになります。
これは中々家だと出来ないので美容室の特権ですね。
やはりカラーは必ずダメージしてしまいます。
そのダメージをどのくらい軽減したいのか?
ホームカラーも正しい使い方をすれば、冒頭の質問にも「そんな事ないですよ!」と答えれますが、美容師としてはお客様には綺麗な状態でいて頂きたいのでサロンカラーをもちろん推奨しますが、お忙しくて中々サロンに足を運べない方は正しい使い方を知って使用して下さいね!
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